11/03/04 17:32:02.79 6NPHVoaC
ザンヤルマの剣士
名作だと聞いたので読んでみた
まあラノベとしてはそんなに悪くなくもない。考証も比較的しっかり行われているように思われる
やや冗長な部分が多く、こいつは必要か?と疑問に思うキャラが長々とでしゃばったりもするが(最後の方の霊能者など)
だが決定的に感情移入を損ねる要因がある。それは黒幕の存在
作者はやたら入れ込んでいるらしいが(最終刊のタイトルに入れるつもりだったらしい)、ただのゲス野郎にしか思えなかった
くだらない理由で滅んだ文明の死に損ないで、自分の手柄でもない(仕組みもわかっていない)超文明の利器を振りかざして無力な人間(しばしば心に傷がある)を弄んで楽しんでるだけ
なんでこんなのに審判者みたいなツラをさせているのかまったく理解できない
こいつがアイテムを失って不様に泣き喚き、すごい苦しみの果てに惨殺されたなら評価しても良かったかも