10/11/27 15:04:04 N5RL862V
◆『堕天聖の追憶』
「………………ふん……お茶会、ね」
闇の眷属たる"私"が、"此方の世界"の肉体へと移行したのは、春の匂いを色濃く残す五月のことだった。 "女王"であり"騎士"でありそして"黒き獣"でもある私は、"此方の世界"において、何の変哲もない"人間"として日々の生活を営んでいた。
「―もうそんなに時間ねえぞ? 店回りたいなら、オフ会終わってからにしろ」
「分かってるって。ってか、あんまそば寄んないで」
"聖地"に降臨した私を待っていたのは、"熾天使"の様に輝ける少女と、どこかで見た顔の男。
彼等は"堕天聖"である私の、"運命の相手"だった。
これは、あの日、あの場所、あの瞬間の、黒猫の物語 ――
いてぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww