10/11/10 19:56:28 iNCR7API
OK。ならばラノベのダメ主人公の話をしよう。
俺が挙げるのは「迷い猫オーバーラン!」の主人公、都築巧。
こいつは1~5巻までは優柔不断で全周囲の女に優しいだけがとりえの典型的なギャルゲ主人公だったが6巻で大化けした。
義理の姉の乙女が人助けのために紛争当事国に向かい、そこで音信不通になった。
で、巧はそれを迎えるためにその国に飛んでいったわけだが……
この馬鹿、現地の言葉も話せないし、対人交渉でタクシーも雇えないし宿をとることもできない。
そんな状況だから一緒に行ったヒロインのひとり千世にそのへん全部丸投げ。(金持ちの一人娘で語学から何から万能娘)
情報収集も全部千世がやり、本人は本気でいるだけ状態。
それでゲリラに捕まってるけどなんかそこで馴染んでる乙女を発見、連れて帰ろうとするけど捕虜になってるからそれはだめということになる。
そんな中、ゲリラ村の子どもが病気になって薬が必要になったときに千世を人質に預けて国連のキャンプに薬を取りに行く流れになり、巧は案の定国軍に見つかりピンチに。
それを助けたのが密かにやってきていた千世のメイドと執事で、薬を持ってきて子供を助けたらなんか乙女のコネで何故か国の指導者とゲリラのボスが和解して紛争集結という流れ。
このアホ、なにもできないのに独りよがりに無駄に行動して迷惑をかけただけという有様。
ちなみに、こういった傾向は7巻以降加速していきます。