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題:僕は友達が少ない 著者:平坂読
ドーン!ドーン!ドーン!
さわやかな壁を殴る音が、澄み切った青空にこだまする。
友達の少ない読者達が、今日も悪鬼のような憤怒の表情で、壁を殴り続けていく。
ある意味で汚れを知らない心身を包むのは、深い絶望と怒り。
ローンの残った家の壁は壊さないように、しかし極力音を響かせるように、壁を殴り続けるのが読後のたしなみ。
もちろん、友達や彼氏彼女がいるような、はしたない読者など存在していようはずもない。
僕は友達が少ない
平成21年8月21日に出版されたこの本は、もとは友人の少ない紳士のためにつくられたという、MF文庫のライトノベルである。