10/07/09 00:39:19 bby++iiJ
>>221
現実世界が舞台だったり、異世界であっても超常関係ないものならまだ「出来の悪いミステリ」で済むが
なまじ(近代化された)ファンタジー世界なだけにひどかったのが『神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック』
人間と精霊が共存する社会が舞台ということで、探偵役の刑事コンビの片方が精霊だったり
犯人は「精霊にしか使えない銃」が凶器であるかのように細工し精霊の犯行を装ったりするのだが
ミステリーの類型としてはオーソドックスな「消える凶器」もの(この場合は銃弾)でトリックも完全に物理的
謎解きも、被害者や犯人の来歴や近辺を洗ったり、検死し直したりする刑事ドラマのテンプレート
また犯人に疑いが向く切欠も、まだ他殺であると教えてない段階で「早く犯人を捕まえて」と言ったため
つまりはミステリーとしての部分では、この話をファンタジー世界でやる必然性が微塵もない
推理ものというよりは刑事なんだがトリック自体『相棒』で見たことあるやだし…