10/07/18 02:20:32 OVm+g2/P
俺も暗い部屋やったけどね。正直、この人作家としての行き詰まりを感じてるんじゃないかな
というか方向性間違えてるんじゃね?って気がする。まぁ俺の読解力がない部分も大きいけど、そう感じる。
話的には重松清の疾走が頭に浮かんだが、短編長編の違いあれど段違いの筆力の差を感じた(まぁ俺は重松嫌いなんだが)
特殊な環境で育ったから特殊な考え方をするって、主人公のキャラ付けしたかったのかもしれんけど
はっきり言って、主人公の設定はいらないし、そもそも大した葛藤も無くてバックボーンが薄すぎた。
あとヒロインの親父は、作者にとって都合のいいポジションを割り与えられただけでむしろ同情してしまったわ
いきなりレイプとか、作中の描写ではどう考えても惚れる要素の無い母親が好きとか、
好きなはずなのに母親との会話がほとんど無いし、ゴミの家に住んでも平気とか、自殺とか
予め結論ありきで、動かされている感が酷すぎ。主人公以上に考えが見えなくて、非人間的だった。
あと細かな点だけど、ヒロインの兄貴はプシュケの駿兄とかぶりすぎだし(こういうキャラクターが好きなの?)
双子の美少女とか入れ替わりとかどこのエロゲだよって突っ込みいれたくなったわ。何楽してるんだろ?
この人って、もっと自分の考えとか、感情とかを文章に起こす方が向いていると思う
というか、それが好きでファンやってるんだけど。
プシュケの窓から差し込む光の話とか、犬憑きさんの真琴の公園のエピソードとか、
暗い部屋の二人で焼き鳥食う話とか、凄い好きだからなおさらそう感じる。
もう一度原点に戻って欲しいわ。今のままだとだんだん嫌いになりそうで恐ろしい。
以前と比べて全然小説読まなくなったから、この人嫌いになったらマジで本読まなくなりそう