10/05/28 15:51:53 TB8/bRkU
【タイトル】 覚えてまいせん
【作者名】 覚えてまいせん
【掲載年】15年ほど前に読みました。そのとき既にかなり古かったと思います。
【掲載雑誌・レーベル】多分コバルト文庫?短編集に収録されている短編(表題作ではなかったはず)
【その他覚えている事】
姉妹の葛藤がテーマ。
姉は病弱で親から大切にされているため、普段蔑ろにされがちな妹は姉に対して屈折した感情を持っている。
姉のほうは妹が好きなのだが、姉が親切でしている事がかえって妹の感情を更に刺々しくさせるといった
負のスパイラルに陥っている。
姉の誕生日に妹がペーパーナイフをプレゼントするのですが、プレゼントした後で
「よく考えてみたら病気でろくに学校にも通えず友人のいない姉に手紙がくることはなかった」
みたいなエピソードがありました。
ラストは確か妹の嘘が引き金になって姉が死んでしまい、結局お互い理解しあえないままエンドだったと思います。
もう一度読んでみたいのでよろしくお願い致します。