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霊界寺子屋 第十二章 呪いと生霊
太陽の光も平たくあたると、植物を育て私達の生活に必要な暖かさやエネルギーをもたら
すが、レンズで意識的に凝縮すると物を焼き尽くす恐ろしい光となる。
人の心も平らかに作用すると、人間社会がうまく機能し、呪い憎しみで凝縮すると、
人をも殺す力となる。
この念の力は光に似た癖があり、反射機を作って返すと、呪った人が自分の力で倒れる。
勿論仏様には、大勢の生霊を返しお守りいただいてますが、自分でも返しています。
始のうちは、一体ずつ放り投げていましたが、なんせ、大量に生霊を作り出すように
なったので、大きなクリスタル様の箱を作って、その中にドンドン生霊を放り込み
宅急便で返したり、ゆみ子のところから私のところに生霊が来る道をUターンさせ
戻したりした。
二回目の虚空蔵菩薩求聞持法の行のとき、六日目の夜だったか、寝ていたら
虚空蔵菩薩がおりられ
「そなた、大勢の生霊が、ここを見つけて襲いに来た。五十体を越えた大人数だ。
気をつけなさい。」
と教えていただいた。
その夜は結界(バリヤを張り巡らすこと)をして休んだ。
翌日の行の時には結界を破って、邪魔しにくるようになった。午前の行が終わり休み
時間になったので、
自分の分身を作って、生霊と戦わすことにした。
まず自分が、今着てるのと同じ、黄色い衣を着せた分身を十一体作り、五鈷
(霊界の武器で、弘法大師の座像の右手に持っているもの)を持たせて、
生霊と戦い追い返す事の使命を言い含め、それぞれの部署につかせた。
かくして、大量生霊に対して、大量迎撃作戦は完了し、修行は無事に終了した。