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霊界寺子屋 第十章 憑依と病
私は悩んだ。道は二つ在る。ジャック一族を供養するか、護摩祈願で追い返すか。
供養を迫ってくる霊には仏様は寛大だ。しかも、東京歌舞伎町などで、よからぬ連中を警察官が
取り締まっても、警察官が居なくなったらまた悪さをする。霊界も似ている。
いくら親友でも、其処の家の喪主系列ではない。供養する血筋ではないのだ。
選択は本人にまかせた。彼はジャックの霊と戦う事を選択した。
やがて、木の葉が落ち、雪が木々を覆った。十二月二十八日今年最後の不動明王納め
護摩法会が終わった。
彼の奥さんが最近護摩法会から足が遠のいていたことが気になっていたので、
幸い納め護摩に来たので言葉をかけた。
本来なら、病院の言うように、昨年初夏に他界していた。今まで生きながらえたのも、仏様の
おかげ、感謝の添え護摩を今日の護摩に入れておいたかい。
え!あー。
考えていなかった。
改めるのにはばかる事なし。
すぐに元旦の大日如来護摩法会の添え護摩祈願で、報恩謝徳の添え護摩
(一本二百円を三本書く)を書いたら。
うん、そうする。と言って彼女は彼の代筆をして書いた。
心配していたとおり、彼らの心は少し信仰から離れていたようです。
それは、次に述べる骨髄にかかわる治療に心を獲られたのかもしれません。