11/04/12 08:10:46.68
やがて霙の季節になり、暦も十一月に入りました。
あるお父様が、脳内腫瘍摘出のために、ある市の大学付属病院で手術をすることになりました。
私のお寺では、結婚する事により便宜上片方の姓を名乗っていると解釈し、結婚式は両家の
先祖の認識と霊界の縁を結ぶものとの考えから、供養はご主人側だけでなく、平等に奥様側も
一緒にしています。
特にお子様は両家の因縁を背負って生まれてくるのですから。
その様な訳でこの度の脳内腫瘍は単なるDNAの異変で摘出すればそれで済むものと皆が
思っておりました。
手術の日、私も気楽な感じで、ただ浮遊霊に手術が邪魔されないように手術室の結界に行きました。
手術は手馴れた教授の執刀で無事終了しました。その後の回復も通常の人と同じようでしたので
安心しておりました。
見舞いの数日後、三年おきに修している、虚空蔵菩薩求聞持法に入行しました。
日に二座行う五十一日の修行です。
今回五回目ですが、なにかと時間の都合が取れなく年末近くになりました。
弘法大師は六回されていると仏様からうかがいました。
修行の深さはともかく、密教僧となったからには、回数だけでも六回させて頂きたいと願っています。
(今年七回目の虚空蔵菩薩求聞持法を予定しています)
求聞持堂での修行は順調にすべりだしました。