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日蓮正宗
日蓮正宗とは日本の宗教の一つ。鎌倉時代の仏教僧日蓮を教祖とするため、日蓮教、又は日蓮狂とも呼ばれる。
信仰の対象は日蓮が作ったとされる曼荼羅本尊。聖地は静岡県の大石寺。
一応、仏教の宗派を自称するため、日蓮正宗と名乗るが、仏教の開祖である釈尊を否定的評価するため、仏教の
宗派と解することに疑問視する見方が一般的である。なお、日本仏教の宗派として日蓮宗などが存在するが、こちら
は名前のまぎらわしさに関わらず、れっきとした仏教の宗派である。
教義は『法華経』を信じ、題目を唱えること。ただし、『法華経』を理解する必要はないし、理解がかえって信心を阻害
することがあるので、『法華経』を読むことは勧めらず、ただ信じることだけが勧められる。あるいは、むしろ、『法華経』
そのものを気にしないで、題目をとにかく唱えることが勧められる。
様々なカルト集団の母胎でもあるので、「日本カルトの母山」とも呼ばれる。
信者の特徴は独善的傾向が極めて著しく、かつてのオウム真理教の信者なみに周囲や現実が見えていないことが
多い。彼らが引き篭もっている間は社会的に問題はないが、日常的にも空気が読めない行動が多く、又、他宗の殺害
の積極的肯定など社会倫理的にも問題が多い。そのため、社会防衛の見地から早急な刑事対策が求められている
ところである。
『新版宗教辞典』 民明書房 より