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寺子屋ランボー法師 年末年始特別説法 三密加持と霊的覚醒 Ⅴ
空海の十住心を読む、それは横読みも縦読みも包括した斜め読み説法
即ち第十住心によって、第九住心までの九つの住心を顧みて、
それらを発展融合することにある。「一門即普門」というマンダラのどの仏様の信仰から
入っても、そのまま大日如来の信仰に行き着くことができるのである。
たとえば、阿弥陀如来や釈迦如来また観音様やお不動様、どの仏様の信仰でも、その究極
に到達することによって、そこは即マンダラであり、仏族の信仰となる。
この第十住心を得ようとして、第九住心までの過程・経験から必然的に密教が誕生した。
このことは、大乗仏教と密教のあいだにまったくの矛盾が無く、発展的到達の境地とも
言えよう。
その発展で行き着いた卓越したテクニックが、宇宙に到達する三密加持の修法である。
私の寺の信者でかって小学三年生の女児(後に虚空蔵菩薩の真言を6時間くらいかけて
一万遍唱えるを何回もした、今は大学生)がいたが、その頃この修法の前段階の易しい行を
修することで、人に憑依した霊を エイー と一言で除霊できる法力を得ているのを見ても、
この修法がいかに卓越したものか、うかがい知る事が出来る。
この修法を富士山より高い高い山の登山に例えると、歩くのとロープウエイがあったとして、
歩くと百年かかり、ロープウエイだと一年で行けるとしたら、一生かかっても到達出来ない
方法で「私は遅くても周りの景色を楽しみながら登りたい」と言う人は何人いるでしょう?
私なら迷わずロープウエイでさっさと登り、富士山の砂走り(富士山から下山する時、
砂の道をお尻で一気に滑り降りられる道があった)を通って楽にそしてゆとりがあるので
周りの景色を楽しみながら降りてくるでしょう。