11/06/27 00:17:16.99
ランボー法師 真夜中の一言３
「たれこめよ！」
「このジジイ生意気な口きいてんじゃねえ！」
茶髪の蹴りが私の尻を直撃した。
経験のある人には分かると思うが尻に強烈な衝撃が加わると尻の穴を締める筋肉が一時期にバカになって糞を垂れ流してしまうのだ。
尻や太ももに粗相をしてしまった時の独特の感触が広がったとか思うと、糞便の臭いが鼻をついた。
またスボンを汚してしまった…。また妙真に怒られる。
「うわ！こいつ漏らしやがった！ふざけんじゃねえぞ！」
私は茶髪に便所に放り込まれた。
そこで私は泣きながらズボンとパンツを洗った。
それを窓から大日如来が嘲笑いながら見ていた。（気がした）
あの茶髪、絶対に許さない。
私はそう心に固く誓った。
が、そう思うだけで結局は何も出来ないのもよく分かっていた。
私は自分の頭とネットの中では空海に匹敵する法力の持ち主だが、現実は何の能力も無いただの醜い老人だから。
思うに、高野山を持ち前のゲスな性格で追われてから人生悪い方へ悪い方へ転びっぱなしだった。
心が安らぐ時間は２ちゃんねるに自分のサイキック空想話を投稿する時だけだった。
スレで迷惑がられている事はよく分かっていたが、私にはこれが全てだったし、これしかなかった。
だからアンチに相手をしてもらえるような書き込みを繰り返し、根も葉も無い体験談を毎日毎日書き散らした。
「死ね」「プッ！」というレスでさえ嬉しかった。
何故ならこんな私でも真剣相手にしてくれるのは彼らだけだから。
と、便所の扉の向こうからさっきの茶髪の「ババア！触るんじゃねえ！」
主任の「菅原さん！止めなさい！私らに色目使ってどうすんの？アンタの旦那が万引きしたんだよ？分かってんの？」
という声が聞こえて来た。
妙真だ。
続く