11/10/09 11:23:45.26
早いもので「公務員」を廃業して7年目に入った。27年間の役人時代に比べれば
まだ駆け出しだが、最近「非役人」の生活にも慣れてきた。それにしても、よくまあ
筆者に「霞が関」が務まったものだ。ご迷惑をかけた諸先輩、同僚、特に後輩たちには
深く感謝している。
現役の役人時代と今とで最も見方が変わったのが「公務員批判」だ。大学の同期が民間
企業でいかに高給をもらおうと知ったことではないが、なぜか役人の給料や待遇には
特別に敏感になる。納税者に公務員を「養っている」という意識が強いからだろうか。
現役時代は「公務員だって税金は払っている」と思っていたが、実は払っている以上に
貰(もら)ってもいる。こんな納税者の気持ちも廃業して初めて分かった。役人諸君、
世の中はあなたたちが考えるほど甘いところではないですぞ、というのが廃業7年目の
実感である。