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日航訴訟 「生涯の敵ではない」
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日本航空が静岡-福岡線(昨年3月廃止)の運航支援金支払いを県に求めている訴訟が今週、転機を迎えた。
被告の県側が裁判所から和解案提示を指示されたことを受け、川勝平太知事は21日、「和をもって貴しとなす」
と記者団に明言し、和解に前向きな姿勢を示した。
搭乗率保証をめぐる川勝知事の発言をたどると、「こちらに非はないと確信している」(2010年6月28日会見)
▽「道義的な正義、日航と県の覚書における正義はこちらにある」(同10月26日会見)▽「誤りは反省していた
だく」(同12月24日会見)-などと一貫して、支援金の支払いを拒否する県の主張の正当性を、声高に繰り返
してきた。
21日の会見で、川勝知事は「これまでの主張は変えない」と断りつつも、「お互い非を認め、お互い譲るところは
譲る。何も生涯の敵というわけではない」ときっぱり。自ら作り出してきたともいえる敵対的な雰囲気を、消すよう
な口ぶりだった。
日航が支援金支払いを請求する前は「和解したい」と語り、旧知の稲盛和夫・現日航会長を通じて平和な着地
点を見いだそうとしていた経緯もある。「和をもって…」は川勝知事の口癖でもある。
東日本大震災の復興支援、震災の影響により低迷する県内経済の対策など、緊急課題が山積する。裁判の長
期化は避けたいところだが、これまでの経緯もある。
今回の裁判所の和解案提示の指示は、振り上げたこぶしを下ろす好機との判断があったのかもしれない。