10/12/19 17:56:04
元税務署長６０００万円着服か
社団法人金沢法人会の谷口忍・前専務理事（６７）＝金沢市富樫１丁目＝が、同法人会の積立金を着服していたことが分かった。
同法人会の告訴を受けた金沢中署が６日、谷口容疑者を３００万円の業務上横領の疑いで逮捕した。
同法人会の内部調査では、着服額は約６千万円に上るとみられる。
谷口容疑者は元国税局職員で、砺波税務署（富山県）や武生税務署（福井県）の署長を歴任。
退職後の２００２年に同法人会に再就職した。
金沢中署の調べでは、谷口容疑者は今年４月、金沢市内の金融機関で、法人会名義の預金口座から現金３００万円を引き出し、着服した疑い。
谷口容疑者は容疑を認めているという。
同法人会によると、谷口容疑者は０４年７月?今年６月に約４０回にわたり、法人会の定額貯金の証書や印鑑を持ち出し、横領を重ねた。
着服金は「借入金の返済に充てた」と話しているという。
同月に後任の専務理事に引き継ぎを行う際、不正が発覚した。
積立金は、同法人会が新たな会館の建設費として貯蓄していた。
谷口容疑者は約２００万円を弁済したが、残りの弁済のめどはたっていない。
同法人会は、企業の納税意識を高めるための研修などを行う組織。
会員が約６７００社あり、年２千円?２万円程度の会費などを集めて運営している。
現在は専務理事のほか４人の職員がいるという。
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