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東日本大震災：市柏高の生徒ら、吹奏楽や民謡で避難者を励ます ／千葉
柏市内の文化団体や市立柏高校吹奏楽部の生徒が２９日、東日本大震災で県外から避難
している人を励ますイベント「柏夢舞台」を避難所の柏市中央公民館で開いた。
市柏高吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクールの上位入賞常連校。この日は「ハッピーバー
スデー」「トイレの神様」などを演奏。最後は避難者と一緒に「ふるさと」を合唱した。
福島県いわき市の女性（６７）は「もう胸がいっぱい」とハンカチで何度も目をぬぐいなが
ら聴いていた。チューバ担当の２年、堀江直樹部長（１７）は「客席が近く、お客さんの感
動が自分たちにも伝わった」。フルートを演奏した２年の安永久瑠美副部長（１７）は「帰
り際に避難者のおばあさんに『本当にありがとう』と声をかけられ、自分も涙が出た」と話
していた。文化団体は手品や民謡、津軽三味線を披露した。
柏市が県外から受け入れた避難者はピーク時２２６人いたが、２９日現在では８８人に減
っている。【早川健人】
毎日新聞
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