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柏市下水道工事偽装:市の随契不正、3年で5083件 総額27億円超 /千葉
◇ずさん発注浮き彫り
柏市が随意契約で発注した公共工事を巡る汚職事件に絡み、収賄罪で有罪判決が確定した元職員が「相見積もり」
を偽装していた問題で、不正な手続きで行われた随意契約が07~09年度の3年間で計5083件、総額27億1
800万円にのぼることが、市の内部調査で分かった。不正は市役所の全部署の3割強に当たる42の課や室、セン
ターで判明。同市のずさんな随契発注の実態が改めて浮き彫りとなった。【早川健人】
事件は昨年10月に発覚。市はこれを受けて全135部署のうち、工事や修繕を発注する93課について内部調査し、
最終結果をこのほど公表した。
市の財務規則は、130万円未満の工事については入札を経ずに随意契約で発注することを認めているが、その場合、
3社以上に見積もらせ安い業者に発注する「相見積もり」を義務付けている。しかし、市教委では学校の校舎の雨漏り
修繕を発注する際、教室ごとに小分けして、契約課のチェックを免れていた--などの不正が多数あった。
記者会見した浅羽大嗣副市長は「思わぬ結果で意外にも大きな数字。遺憾だ」と陳謝した。しかし、「既に職員の処分
は終わっている」として新たな処分は行わないという。
市は、職員の工事発注伝票起案で手書きをやめパソコン管理し、上司が契約の進ちょく状況を確認できるようにしたり、
工事検査課による抜き打ち検査の対象を増やすなどの再発防止策をまとめ、4月から実行する。
毎日新聞
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