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無差別殺傷対策訓練:県警が柏で 取手の事件受け /千葉
茨城県取手市のJR取手駅で昨年12月、バス乗客が無差別に切りつけられた事件を受け、県警は27日、柏市内の駅前
広場で無差別殺傷事件対策訓練を実施した。市消防局やバス会社と協力し、初動対応を確認した。
若い男がJR柏駅前で乗用車を奪って検問を突破し、約4キロ北西のつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅西口まで逃
走。バス停に停車中の路線バスに乗り込んで客10人に切りつけ、女性を人質にした--という設定。刑事が扮(ふん)し
た犯人役は抵抗したが、駆けつけた警察官たちに取り押さえられた。現場では被害者の救命も同時に訓練した。
警察、消防、バス会社から約200人が参加。取手駅の事件で殺人未遂容疑で逮捕された容疑者が「JR柏駅で実行しよ
うと思ったが、人通りが多くてできなかった」と供述したとされることもあり、柏署の加瀬久夫署長は「訓練を繰り返して、い
ざという時に即応できるようにしたい」と話していた。【早川健人】
毎日新聞
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