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柏の建築物 環境配慮を数値化 市、一戸建ても4日着工から 金利優遇など特典も
2010年12月25日
柏市は来年一月四日着工分の建物から、環境への配慮を数値化して公表
する「建築物環境配慮制度」を始める。市によると、マンションなど大規
模な建物だけでなく、一戸建て住宅を対象にするのは全国の自治体で三例目。
成績のよい住宅には金融機関が住宅ローンの金利を優遇するなど、特典も
用意している。 (横山大輔)
同制度では、エネルギー効率が高い設備の導入や再生できない資源の使
用量削減など、建設から運用、廃棄まで九十項目の評価基準を市が制定。
市ホームページ(HP)上で公開する判定ツールを使い、建築主らが設計
段階で自己評価する。
延べ二千平方メートル以上の大規模建物は市への評価提出を義務付け、
それ以下でも任意で受け付ける。評価は市が五段階で判定し、HPで公開。
販売業者などは建物の性能表示のラベルを広告物に利用できる。
市の担当者は「家電製品や車では環境性能が分かりやすく表示されて
いるが、住宅など建物は遅れていた。先行事例では二酸化炭素(CO2)
排出量を17%削減できている」と説明。地元の建設業者も「環境性能
は大手メーカーのアピールが強かったが、公的な仕組みができ、中小で
も競争しやすい」と、おおむね歓迎しているという。
東京新聞
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