10/11/21 09:30:40
柏市:公設市場移転、再開へ 民間商業施設を併設 /千葉
柏市は15日、凍結していた市公設総合地方卸売市場(同市若柴)の移転計画を、新たに民
間活力を導入して再開する方針を固めた。常磐自動車道柏インターそばの移転先(同市大青
田)に民間の商業施設を併設し、業者に21億円以上の負担を求める。
市は、従来約132億円かかるとしていた移転の総事業費を115億円に、市の負担分を4
1億円に圧縮。今の場所での建て替えには143億円(市負担109億円)、今の建物の修繕と
耐震工事には20億円(市が全額負担)かかると試算した。
市は、12年かかる現地再建は財政難で困難なうえ、移転費用に充てる現在地の売却益も
土地需要の低迷で下落していると判断。民間業者から複数の提案があり、市は商業施設の
併設で費用負担の軽減と集客増の「一石二鳥」を狙う方針に変更した。移転と今の建物の修
繕にかかる市負担の差額21億円以上を民間が持つ場合には、その計画に乗ることにした。
移転には4~5年かかる見通し。
市場の移転問題は昨年11月の柏市長選で最大の争点で、初当選した秋山浩保市長は本
多晃前市長が計上していた移転先の用地取得費の一部約6億6000万円を執行停止してい
た。【早川健人】
毎日新聞
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