11/04/29 23:32:56.09
産業機械メーカーのちよだ製作所(香川県高松市)は、香川県などと共同で、製麺会社で廃棄
されている冷凍うどんから、代替燃料のバイオエタノールを製造する取り組みを進めている。
独自開発の酵母を使うことでエタノールを効率よく製造。工場のボイラー燃料として製麺会社が
自家消費することで、資源の循環活用を促す。
うどんでのエタノール製造は、香川県内中小企業の研究開発や販路開拓などを支援する
「かがわ中小企業応援ファンド」の2010年度の支援事業。ちよだ製作所、香川県産業技術センター、
産業技術総合研究所四国センターが実用化に向け、11年度まで研究を進める。
原料となるのは、製麺会社の製造過程でラインから落ちるなどしたうどん。現在はすべて焼却処分
されているといい、製麺会社から有効活用について相談を受け、研究に着手した。
昨年12月、裁断したうどんに酵母を加えて発酵、エタノールを蒸留する試験プラントを開発。
試作品の酵母で1~2週間発酵させることで、うどん約20キロから約2リットルのエタノールの
製造に成功した。
今後は、実用化に向け、さらに発酵効率を高めるとともに、コストを抑えた酵母の開発を目指す。
また、発酵の最適条件の分析も進め、製造時間の短縮や製造量の向上につなげる。
ちよだ製作所は、エタノール抽出後の残りかすからメタンガスと肥料を製造できるプラントも開発。
同社の池津英二社長は「二つのプラントを組み合わせることで、うどんを余すところなく再利用できる」
と話している。
各浄水場で採用するべきだなw