10/12/28 16:43:41
コメ価格、最安値更新 本県10年産11月相対取引
農林水産省は27日、2010年産米の11月の相対取引価格(玄米60キロ)を発表し
た。本県産は、ひとめぼれ1万1622円(前月比4%減)、あきたこまち1万1460円
(同1%減)と最安値を更新。依然として市場にはコメ余りによる過剰感があるとみら
れる。
全銘柄平均価格も1万2630円(同1%減)と、過去最低だった10月を下回り、最安
値を更新。価格を下げた産地は、秋田産あきたこまち1万2404円(同2%減)、栃木
産コシヒカリ1万2386円(同3%減)などだった。全農の相対取引価格では、本県産
ひとめぼれ、あきたこまちともに、10月から1万2千円で横ばいとなっている。
全農県本部などのコメを扱う米穀卸販売の純情米いわて(盛岡市)の高橋謙治社長
は「11月時点では国の動きが見えていない。全農以外の業者などが早売りへ動き、
価格が下がったのかもしれない」と分析する。
農林水産省は、来年3月末までに備蓄米として10年産米を最大18万トン買い入れ
ると表明。過剰米対策基金による13万トンの買い上げも予定されており、取引価格は
下げ止まり傾向にあるとみている。
(2010.12.28)
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)