10/11/22 07:29:42
DNA鑑定で牛肉偽装防止 農水省、産地検査に導入へ
農水省は21日までに、牛肉の国産、外国産をDNA鑑定で判別する技術
を、11年度にも産地検査に導入する方針を固めた。神戸大大学院の研究
チーム(万年英之教授)が開発したもので、産地偽装を見破る有力な手段に
なりそうだ。
万年教授によると、DNA鑑定を用いてオーストラリアや米国、日本など
の牛肉の産地を判別する技術を確立したのは初めて。
研究チームは、国産牛と外国産牛のDNAの塩基配列が異なる点に着目。
輸入の9割以上を占めるオーストラリア産・米国産と国産を調べた。
その結果、オーストラリア産にはインド系の牛の塩基配列を確認、米国産
にも特有の塩基配列があることが判明した。いずれも国産とは異なる特徴が
あった。
4月までに行った国産400頭、オーストラリア産278頭、米国産107
頭を使ったテストでは、100%の精度で判別できたという。
万年教授は、02年に発覚した雪印食品(解散)による牛肉偽装のような
事件もこの技術を用いれば真偽が容易に判別できると指摘。「牛肉偽装の
大きな抑止力になるだろう。ラベルはだませてもDNAはだませない」と
話す。
2010/11/21 18:19 【共同通信】
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