11/04/21 07:35:42.13 eIXtVfH/
>>754
最近こちらにいらした御方なのかな?
【血脈相承】
師資相承ともいう。
一人の大導師から唯一人の弟子に秘伝されるのが血脈相承である。相承とは、相対伝承のことで伝授法である。
仏法のみならず、世法のうえでも、秘伝として、その道が絶えないように、ひとりの後継者をえらんで相伝されている例がよくある。
仏法は、三世にわたって、一切衆生を救うべき大法であるから、血脈相承の付属が大原則であり、清純に後世へ伝弘されていくのである。
ゆえに正像末の三時にわたり、釈迦も、天台、伝教もこの方程式によって法を伝えた。すなわち釈迦は迦葉に、天台は章安に、伝教は義真に、その所持の大法を伝授した。このように、仏法を流通するには師匠から弟子への、唯授一人の血脈相承によるのである。
日蓮正宗の法門は、日蓮大聖人から日興上人へ、日興上人から日目上人へと、その後、代々と相承され、
法燈連綿として、七百有余年間(※昭和50年時点)、広宣流布、王仏冥合の時を待ちつつ、清らかに伝授され、血脈相承されているのである。
日蓮大聖人はこの血脈相承について、本因妙抄(877ページ,1684ページ)に「日蓮嫡嫡座主伝法の書・塔中相承の稟承唯授一人の血脈なり、
相構え相構え秘す可し秘す可し伝う可し、法華本門宗血脈相承畢んぬ」とあり。
また、御義口伝(783ページ,1796ページ)に「秘す可し秘す可し唯受一人の相承なり、口外す可からず」と、唯授一人の血脈相承であることは明々白々である。
日蓮大聖人から、二祖日興上人におゆずりなされたことは、身延相承書に「血脈の次第 日蓮日興」とおしたためになっている。
血脈相承の大事なことは、立正観抄(530ページ,770ページ)に「当世の学者は血脈相承を習い失う故に之をしらざるなり」とある。
相承:相伝、付属と同義。