11/06/20 19:18:28.27 3rcl94hL
>>87続き
彼らがそれほどの高収入を得られる理由は、以前に勤務していた部処と関連した事件を引き受けられるよう、かつての後輩たちに直接話ができるからだ。
これは決して秘密でも何でもない。官僚や公務員の汚職を監視すべき機関がこのような状況にあるとしたら、現場の公務員がもっとひどい状況にあるのは
容易に想像がつく。
先日、サムスングループ系列企業の役員が、協力会社などから酒やゴルフなどの接待を受けていたことが摘発されると、李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長は
グループ各社の社長を集め「サムスングループ全体に不正腐敗が広まっているようだ」と叱責した。サムスンは内部での監査システムがしっかり機能していると
評価されていた。中小企業の社長らは「(大企業の役員たちに)ルームサロン(高級個室バー)で酒を飲ませ、ゴルフをさせるのに金を使うのはごく当たり前のこと」と
話す。つまり中小企業は、大企業の接待を行い、大企業は公務員の接待をする腐敗の連鎖が完全に根付いているのだ。経済が発展して国のレベルが上がれば、
それに伴って社会からは汚職が減るはずだが、韓国では逆に経済規模が大きくなるにつれ汚職が広まっている。
トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年発表する世界の腐敗認識指数(CPI)によると、韓国は昨年5.4を記録したが、これは調査対象178カ国中39位で、
経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国の平均(6.97)にも満たなかった。韓国のCPIは2009年から2年連続で下落している。
成長動力の維持、福祉の整備、さらには南北統一への備えなど、韓国には課題が山積みされている。しかし、最優先の課題は汚職や腐敗の根絶だ。まずは
福祉だけでも汚職を根絶しなければ、巨額の政府支出が弱者ではなく、ずる賢い人間に流れてしまうだろう。また懸念すべき点は、この国では汚職や腐敗に対する
警戒心が完全に緩んでしまっていることだ。政官界、財界、法曹界だけでなく、学界や文化界など、あらゆる分野がすでに汚職に染まっている。歴史を振り返ると、
汚職や腐敗を抱えたまま長く持ちこたえた国などないのは自明のことだ。今なお分断状況にある大韓民国は、かつての強大国も腐敗によって崩壊した事実を
改めて思い起こさなければならない。
腐ってるのは国だけか?