11/05/24 12:34:01.29 P0Ja1XwO
>>117
太陽電池パネルで起きるかどうかは知りませんが、自然界にはその典型例があります。
アマゾンなどの熱帯雨林は伐採が行われた場所を除いて、その大半が極相林と呼ばれる、
それ以上の森林成長が止まった状態にあります。
この原因はキャノピーと呼ばれる、大型樹木の葉による太陽光の地表到達量の減少です。
比較的成長の早い、大型の樹木の枝の進展により、地表面に到達する太陽光が減少する
ため、盛んな光合成を必要とする植物種は成長できず、シダ類や地衣類のような大きな
光合成を必要としない植物種や光合成を必要としない植物種に駆逐されます。
実際に行くと判りますが、熱帯雨林のジャングルは意外なほど下生えが無く、日本の山地
のように、歩くのに苦労するということがありません。太陽電池パネルの陰になる部分では
それと似たことが起きるかも知れませんね。しかし同じような現象ではあっても、熱帯雨林
のキャノピーは落葉という形で土壌に栄養分を与えますが、太陽電池パネルではそれが
ありませんから、陰になった土壌は光合成を必要としない地衣類や菌類に栄養を消費され
て、砂漠化するのかも知れません。