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偽装結婚 逮捕者３倍に
県警が１～６月に偽装結婚事件で逮捕した人数が、昨年同期比で３倍以上の４６人に上ったことが、わかった。
警察庁が１８日に発表した同期の偽装結婚事件の摘発人数は２６４人で昨年同期比３４・７％増。
県内の逮捕者の増加は突出している。県警国際捜査課は、
「外国人の出入りが激しい横浜を中心に、取り締まりを強化した結果」としている。
県警によると、在留資格を得るために虚偽の婚姻届を提出した疑いなどで、
電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑の逮捕者は昨年上半期の１３人に対し、今年は４６人に急増。
年間の逮捕者は２０１０年が４８人、０９年が２４人で、今年は半年間で昨年１年間に迫っている。
偽装結婚したとして今月、同容疑で逮捕された中国籍の女（２９）（電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪で起訴）は、
中国人の知人に紹介された偽装結婚の相手となった日本人の男（３７）（同罪で起訴）ではなく、
別の中国人の男（２９）（入管難民法違反容疑で逮捕＝起訴猶予）と同居していた。
女も少なくとも２件の偽装結婚を仲介し、「金を出せば簡単に在留資格が取れる」と供述したという。
県警は「仲介された側が、やがて仲介する側となり、連鎖的に増加している」として警戒を強めている。
（2011年8月20日 読売新聞）
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