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(続き)
韓国IT企業の代表格、ネイバーは2004年の中国市場進出時に取得したゲームポータルサイト
「聯衆」の株式をすべて売却し、昨年末に撤退した。売却価格は当初の取得価格である1200億
ウォン(現在のレートで約91億円)にはるかに満たない数百億ウォンだった。
さらに、SKテレコムも09年、中国の三大通信会社の一つ、中国聯合通信(チャイナ・ユニコム)
の株式を売却したのに続き、昨年にはインターネットのショッピングサイト「千尋網」も中国企業
に安値で売却し、中国でのIT事業からほぼ手を引いた。大企業以外にも、静かに消えていく韓国
の中小IT企業は数えきれない。先ごろ、北京で活動する若手IT企業人の夕食会に出席する機会
があったが、乾杯の掛け声は「生き残ろう!」だった。
他の業種とは異なり、韓国のIT企業が唯一中国市場で不振に陥っているのはなぜか。言語の壁、
市場規模の差、中国企業の急速な成長などさまざまな要因が指摘される。しかし、根本的な原因
は、韓国のIT企業が世界市場の分業構造の中で占める位置があいまいになったことだ。米国の
ように世界市場を主導するポジションに浮上する前に、中国企業の追い上げを食らった格好だ。
北京にある韓国系IT企業の社長は「携帯電話端末、3D(立体映像)技術、オンラインゲームなど
一部の分野を除けば、韓中両国の技術差はほぼなくなった」と話した。
数年前から韓国では著しく成長する中国と、日本との間に挟まれ、韓国が苦しい立場に立たさ
れるという「サンドイッチ論」が指摘されてきた。IT分野では既に「サンドイッチの悲劇」が始まって
いる。われわれが対処を急がなければ、いつ、どの分野が中国発の嵐によって倒れることになる
か誰も予測できない。
崔有植(チェ・ユシク)北京特派員
朝鮮日報 2011/04/29
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ダメじゃん。