11/05/17 23:58:20.05 +Eauejva
>>450
出玉窃盗止まらず 不正部品設置 大人数で役割分担
中国人ら14人目逮捕 店側、甘い防犯態勢
県警が摘発した中国人らのグループによる出玉窃盗事件の逮捕者が14人になった。
関東地方のパチンコ店をターゲットに、毎回10人前後が役割を分担、不正部品を台に取り付け、
出玉を盗んだとされる。事業者組合は近年、こうした犯罪グループの存在を把握してきたが、
店舗の甘い防犯態勢を突いて暗躍し続けている。(水野祥)
営業中の店で不正部品を取り付けたとされる中国人の男が立ち会い、蕨署内で実況見分が行われた。
男の目前には、事件現場と同じ機種のパチンコ台。捜査員に当時の状況を再現するよう求められた男は、
鍵を使うことなく、台の隙間に工具を突っ込んで台のフタを開けると、いとも簡単に不正部品を設置した。
要した時間は40秒ほどだった。
県警が不審な中国人をマークし始めたのは1年以上前だ。仕事らしい仕事もせず、西川口地区周辺の
居酒屋などに昼間から入り浸っていた。捜査員は手分けして追跡を開始。やがてメンバーの密会場所を押さえ、
事件現場がつかめた。
周到に役割分担が組まれていた。それぞれ他人を装い、時間差をつけて入退店。不正部品の「取り付け役」と、
台周辺で取り付け作業を隠す「幕」、不正操作で台から玉を出す「打ち子」役などだ。外には、メンバーを送迎し、
店舗周辺を見張る「運転・監視役」がいた。捜査員のカメラが事件の一部始終を収めていた。
グループは、毎回役割を変えるなどして摘発に神経をとがらせていたが、県警は「打ち子」を始め、
他のメンバーについても逮捕した。窃盗より刑の軽い建造物侵入容疑だけでの立件もある中、
出玉を盗んだ窃盗の共謀共同正犯としての異例の摘発だった。窃盗罪で起訴された11人中、
さいたま地裁で1人に実刑判決が言い渡され、10人に有罪判決が出た。