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石原都知事「パチンコやめちまえ」で芸能界真っ青
4選を果たした石原慎太郎都知事に芸能人やテレビ局が「やめてくれ」とブーイングだ。
勝利会見で原発事故による電力不足について触れ、「パチンコと自動販売機で合わせて
1000万キロワット近い量が使われている」とし、とくにパチンコに対して「国は政令を
出せばいい」「やめちまえ」と発言した件である。一部では「正論」などと盛り上がっているが、
芸能界は真っ青だ。
真っ先に反論したくなるのは神田うのか。うのはパチンコチェーン大手「日拓」社長の
西村拓郎氏が夫。日拓は昨年12月期のグループ全体の売上高1632億円だが、
新宿、渋谷、高田馬場、上野など都内に大型店がある。営業が制限されたら売り上げが
減るのは確実だ。伊東美咲も「冗談じゃない!」の心境か。夫はパチンコの大手メーカー
「京楽産業」社長の榎本善紀氏で今なら人気機種「巨人の星」「あしたのジョー」「水戸黄門2」
などがある。規制されればサラリーマンのファンもガッカリだ。
これからキャラクター台が発売されるタレントも直撃する。キャラクター台になればタレントの
ランクにもよるが、肖像権の使用料などで3000万円程度の収入になる。
「規制が実現すると企画がキャンセルか無期延期の可能性大。ファンの間で待望されている
浜崎あゆみのパチスロの企画やダウンタウン、雨上がり決死隊、スリムクラブなどの芸人や
KARAを起用したパチンコ&パチスロの企画も頓挫するかもしれない。関係者は石原発言
にはナーバスになっている」(事情通)
さらに、芸能人による“パチンコ営業”も激減する。芸人や歌手がホールでサイン会や
握手会を行うと1回で数十万円の収入になる。「京本政樹や千昌夫、梅宮辰夫クラスなら
1回200万円以上」(事情通)という情報もあるほどだ。
テレビ局などメディアも笑ってられない。震災前はメディア全体で年間100億円近い広告
出稿量があったといわれ、こちらは売り上げに大きな影響が出る。
2年前には「パチンコCR石原裕次郎」というキャラクター台が出ているが、都知事は
それでも強気に出る気か。
ソース:日刊ゲンダイ(2011年4月14日)
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