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海産物販売会社の３人を逮捕
「格安でカニが買えます」などと道外の高齢者に電話をかけ、質の劣るカニを契約に必要な書類を付けずに
送りつけて代金を受け取ったとして２９日、札幌市の海産物販売会社の３人が特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、札幌市中央区にある海産物販売会社の古舘貴幸容疑者（２９）と、
河聖吉容疑者（３９）それに韓国籍のムン・デリョン容疑者（３７）あわせて３人です。
警察の調べによりますと３人は、ことし７月から９月にかけて福島県や三重県、それに大分県の
６６歳から８１歳の６人に「５０周年の記念でカニが格安で買えます」などと電話で勧誘し、
契約に必要な書類を付けずに代金を受け取っていたとして、特定商取引法違反の疑いがもたれています。
調べに対して３人は容疑を認め、古舘容疑者は「自分がほかの社員に指示した」と供述しているということです。
警察によりますと３人は小さくて身が少ないズワイガニ３杯とホッケなど、本来は３０００円ほどの商品を
「ズワイセット」と称して１万２８００円で売り、苦情の電話には応じなかったということです。
３人は勧誘のマニュアルをつくり全国の電話帳を使ってアルバイトに電話させていたということで、
警察はこれまでに９１００人余りに商品を送りつけて１億１３００万円以上を売り上げていたとみて調べています。
特定商取引法違反の疑いで警察に摘発された道内のカニの販売業者は、これで４社となります。
NHK北海道のニュース 11月29日 18時30分
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