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ルーシーさん事件:織原被告の無期懲役確定へ
英国人のルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら女性10人に92~00年、
薬物を飲ませて性的暴行を加え、2人を死亡させたとして準強姦(ごうかん)致死罪
などに問われた会社役員、織原(おばら)城二被告(58)に対し、最高裁第1小法廷
(桜井龍子裁判長)は7日付で、上告を棄却する決定を出した。被告がルーシーさんの
遺体を遺棄したと認めた2審の無期懲役判決が確定する。
東京地裁は07年、ルーシーさん事件を無罪、他の9事件を有罪として無期懲役を
言い渡した。これに対し、東京高裁は08年、ルーシーさんの死因は不明としつつ
準強姦未遂罪と死体損壊・遺棄罪などの成立を認め、改めて無期懲役としていた。
弁護側は上告審で「織原被告がルーシーさんを死亡させたという前提が認定されない
以上、死体損壊・遺棄に結びつく合理的理由はない」と主張したが、小法廷は
「上告理由に当たらない」とだけ述べて退けた。
高裁判決によると、織原被告は92年2月、神奈川県逗子市内のマンションで、
オーストラリア人女性(当時21歳)に薬物を飲ませて意識を失わせたうえ、
性的暴行を加え、劇症肝炎で死亡させた。00年7月には、ルーシーさんに
わいせつ目的で睡眠導入剤を飲ませたうえ、死亡したルーシーさんの遺体を
チェーンソーなどで切断し、同県三浦市の海岸洞穴に埋めて遺棄するなどした。
【伊藤一郎】
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