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【グローバルアイ】悲しい大韓民国
URLリンク(japanese.joins.com)
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父の転勤のため海外で幼い頃を過ごした私にとって、当時の祖国は、いつも貧しく不安定で、時には逃げ出したい存在だった。 海外のテレビに出てくる
祖国の現実は「韓国でクーデターが発生し、大統領が暗殺された」「あちこちでトンネルが見つかり、韓国で活動していた北朝鮮スパイが捕まった」という
ような暗いニュースばかりだった。 光州(クァンジュ)市民が軍警と対峙して流血デモを繰り広げている場面をテレビ報道を見ながらも、最初は「東南アジアの
小さな国で暴動でも起きたようだ」という程度に感じていた。 「本当に韓国で戦争が起きるのでは…」と心配する親の対話を耳にするまでは。
その後も海外で韓国人であるがために経験する大小の葛藤は続いた。 「韓国という国は地図でどこにあるの?」という日本人の友達の言葉に、世界地図を
開いて「ここ。日本のすぐ隣」と教えるくらいは何でもない。 金大中(キム・デジュン)拉致事件が起こると、日本では金大中救命運動が大々的に行われた。
小学生だった私は金大中が誰なのか知らなかった。 その私の前に意地悪な同じクラスの男の子たちが集まり「キン・ダイチュウを釈放しろ!」と叫んだ時、
本当に泣いてしまいたかった。
四半世紀の時が過ぎて大人になり、また日本に来た。 日本社会の韓国を見る目は大きく変わっていた。 単にソウルオリンピック(五輪)を開催し、
目覚ましい経済発展を遂げた国という評価以上だ。 韓流ドラマや映画が大人気で、韓国料理・伝統・文化を愛する日本人にはどこでも会える。 日本人
拉致問題やミサイルで脅す北朝鮮は相変わらず日本社会の不安要因だが、北朝鮮と韓国は厳格に違う、同一視できない存在というのが日本国内の
雰囲気だ。