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【記者手帳】うやむやにされる特殊教育
ソウル市教育庁の責任教育課には『2009―13ソウル特殊教育発展計画』という冊子が数冊置かれていた。
孔貞沢(コン・ジョンテク)前教育監(教育長に相当)が「障害のある児童・生徒が、いつでも、誰でも、どこでも
適切な教育を受けられるようにしていく」という方針を掲げ、障害のある児童・生徒に対する教育支援計画を
定めたものだ。この中には、特殊学校7校を新設するという内容も盛り込まれていた。ところが今、この冊子は
ほこりをかぶり、計画の実行に向け取り組んだ形跡もない。市教育庁の関係者は「学校を建設する敷地を
探したこともない。計画はうやむやになっている」と話した。
このような事態は何も、孔前教育監の在任中だけのことではない。ソウル市内の特殊学校は、
2001年以降1校も開設されていない。29校で止まったまま 10年が過ぎた。昨年7月「一人も見捨てない
責任ある教育」を掲げた郭魯炫(クァク・ノヒョン)教育監が就任した後も、特殊学校をめぐる状況は
全く変わっていない。郭教育監は「障害者は健常者と共に統合教育を受けるべきだ」という信念を
持っているという。ところが、普通学校に健常者と共に学べる特殊学級を増設しただけで、障害者のための
特殊学校は1校も開設していない。
(続く)