10/12/13 21:13:09 QHAT/caT
>>599の続き
つまり、愛国心とは「『日本人』という人間関係(感情)を守ろう」という事です。
このことから、以前まで一般的に「右翼は感情で動くもの」という認識をされてきました。
また、金融の世界などでは、冷徹なそろばん勘定だけで利益を上げていくように思われがちですが、実際には
どこに投資しようかという判断は「感情」で決定されています。全く同じ体質と将来性を持つA社とB社の
うち、どちらか一方に投資するとして、判断材料を突き詰めると「こっちのほうが好感が持てる」という事も
ありますし、株を買う時に、自分の分析と判断よりも「みんながこの銘柄を買ってる」という情況に流される
場合も多くあります。何かしくじった時、まだ確定していない「容疑」段階の会社から投資が逃げていくのも
「感情」で動いてるからです。もしこのような感情がなかったら、「一番儲ける理論」を作った人が一人で
丸儲けになってるはずです。しかしそうはなっていないようですな。
会社もそうですな。給料や待遇がどんなに良い会社でも、有能な人の退職者は出ます。退職者の理由で一番
多いのは「人間関係がうまくいかなかった」ということです。
さて、日本人としての繋がりは「感情」で出来ています。現在、共同体の多勢が求める感情がなんであるかを
考えれば、「保護貿易が必要」「外国人を移民させるな」「雇用を守れ」というように、対外政策を求める声
が多い事がわかります。「利益共同体として我々の利益を優先せよ」と求めているわけです。
これに対して「他国のために共同体を犠牲にする」という考えは売国行為と呼ばれ、最も蔑むべき行為を
されています。保守は共同体の利益を優先する考えであり、時流の感情に即応しています。これが先に述べた
「感情的な右翼」の「感情」は「正しい」ということです。