10/12/08 23:00:02 PvOVGmyh
>>580
ですが、それが「悪いこと」とはいえないんですよ。むしろ80年代からこれまでの日本が「平和すぎた」
「あまりに政治に無関心すぎた」「なにも考えていなかった」という、異常な時代だったという事です。
80年代が始まったころ、日本は急に裕福になりました。田中角栄の政策が効果を表してきた時代です。
青鼻を垂らしている子供や、ズボンの膝にツギを当てていた子供が急に姿を消し、底辺高校で行われていた
番長勢力の抗争も減り、不良はファッション化し、文化は軽薄になっていきました。学生運動も完全に下火
になり、「シラケ世代」が時代の中心になっていました。学校では左翼教師が子供達に「贖罪教育」を強要
し、親の世代もノンポリで政治に興味がなく、子供には新聞を読めという割りに自身はあまり興味をもって
いませんでした。テレビはバラエティばかりを放送し、みんなそればかり見ていました。
80年代は日本が「軽やかに腐っていった時代」でもあったのです。
このように、経済的豊かさに舞い上がり、みんなテレビばかり見て、娯楽にだけ貪欲だった時代は30年
続きましたが、ここへ来て経済も下り坂、テレビに呆れて見なくなり、娯楽にも飽きてきたのが現在です。
つまり、また「暴力・政治・真剣」の時代が到来しているのですが、これは「悪いこと」というよりは、
むしろ日本が「健全化」してきているとも言えます。「のほほん・まったり」が美徳とされてきた30年
でしたが、それは「痴呆の30年」だったとも言えるわけです。
漏れたちはこれから、「健全に荒れる日本」を体験する事になりますよ。