10/11/19 18:57:32 HBjXsRSE
政治に関心が薄い人は、強力な保守=右翼と考えがちで、「右翼は右翼団体が怖い」と思い込んでいる
人が多いと思います。しかし実際には、街宣車で軍歌流しながらガラの悪い大声で活動しているのは
「エセ右翼」で、代表者や構成員の多くが在日の「韓国人・朝鮮人」です。残りのメンバーはヤクザです。
で、右翼のイメージは「大戦中の日本」で「菊の紋」なカンジですが、日本というのは長い歴史があるわけで、
大戦中の時代なんてのは長く見積もっても日清戦争から大東亜戦争までの数十年の間だけなんですね。
天皇が表に出たのも千年ぶり(異論はあるでしょうがとりあえず)で、それまではずっと軍事権力者の影に
いたわけです。長い期間「神社のえらいひと」程度の認識だったわけです。戦国時代の天皇家なんて雨漏り
のするあばら家に住んでてて、塀の穴から子供が侵入してきて庭で遊んでたり、あんまり貧乏なんで官女
が売春して食費を稼いだりしてたという話もあります。
日本の保守のイメージとして「大戦中の日本・天皇」を持ってくるのはどうなんでしょうか。長い保守政権
でみれば「江戸時代」でもいいですし、平安時代でもいいわけです。一体、日本人が憧憬をもってる日本観
って、なんでしょうか?
日本の歴史上、人口の多くが農民だったわけですが、現代人でも先祖を辿ればほとんどの人が農民の先祖を
共有しています。農民が受けていた政治的な制約は除外して、農民が持っていた文化や生活感を考えると、
「村社会」「質素だが暖かい家庭」「民謡」だったのではないかと思います。それでは現在の庶民はどう
でしょうか。「村社会」は崩壊し、隣に住んでる人も知らない有様です。「暖かな家庭」も崩壊し、自由
と引き換えに家族はバラバラになろうとしています。そして「民謡」という歴史・文学・歌謡を内包した
文化も伝承されなくなり、地域の歌も知らない人が多い現状です。
わたしたちは保守を叫びながら、共通の憧憬をないがしろにしているわけです。