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元々は、外交を含む政治には必ず右派と左派の両方が必要になります。国家は基本的に国粋主義に
篭もりがちであるため、外国の文化に理解を示し優れた外国文化を選択して取り入れる役割や、古い
政治や法律をアップデートする役割を担うのが左派です。これに対して国のアイデンティティを保守し、
伝統的な物事を残していくのが右派の役割といえます。
ところで日本では天皇制という保守の仕組みがあります。歴史的に「日本という国家=天皇」という
システムが2600年以上続いているわけです。日本最強の革命家織田信長も結果的には天皇制を維持
していました。日本の右派は自動的に天皇を中心とした思想集団になります。もし天皇を除外すれば、
即ち「日本」という概念は消失します。天皇制が本当に大事なことなのかどうかを別にしても、もう
日本という国家のまとまりはなくなるわけです。普段天皇制自体を深く考えない日本人でも、一度国家の
危機に接すると天皇制を維持する方向に動く事になります。これは右派でも左派でも、日本人なら共通の
行動原理となります。明治維新当時は攘夷派(右派・長州藩)も開国派(左派・幕府&薩摩藩)も、
日本という国の維持を目的とした思想の差異でした。
これに対して戦後の日本の左派は外国勢力の影響下にあり、目的が「日本の国家解体」になっています。
日本は戦争でアメリカに負けましたが、アメリカは日本を解体せずに間接的な支配に留めてきました。
60~70年代に中国や朝鮮が推し進め始めたのが日本の国家解体です。これが左派の主流になっており、
街宣車右翼も、右翼の皮を被った左翼だったわけです。