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パワーショベル不正輸出疑いで2社長逮捕
福岡、熊本両県警などは22日、パワーショベルを中国に不正輸出したとして、
熊本県八代市北原町、貿易会社「西武興産」社長、堤広満(63)、
福岡市中央区今泉1、同「アライバル」社長、杵鞭(きねむち)正和(37)両容疑者を
関税法違反(虚偽申告輸出)、外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕した。
パワーショベルは、大量破壊兵器などに転用可能な製品の輸出を禁じる「キャッチオール規制」
の対象品で中国への輸出には国の許可が必要。県警は、中国を経由して北朝鮮に送られ、
軍事施設の建設などに使われる可能性があったとみている。
発表によると、堤、杵鞭両容疑者はパワーショベルを中国・大連に不正に輸出しようと計画。
昨年4月2日、経済産業相の許可が不要な品物とする虚偽の輸出申告書を門司税関博多税関支署に提出し、
福岡市東区の博多港から中古パワーショベル1台(12トン、約130万円)を中国に不正に輸出した疑い。
堤容疑者は「中国向けだったので、許可はいらないと思っていた」、
杵鞭容疑者は「輸出はしていない」と否認しているという。
(2010年6月22日 読売新聞)
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