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中国からの輸入資材にアスベスト
住友金属和歌山製鉄所で使う断熱材として中国から輸入された粉末が、
基準の12倍の濃度のアスベストが含まれ、輸入や使用が禁止されている資材だったことが
関係者への取材でわかりました。この断熱材を使った作業員は、防じんマスクを着けただけで、
労働基準監督署は、住友金属に作業員の健康管理などを行うよう指導しました。
関係者によりますと、粉末は、住友金属和歌山製鉄所で使う断熱材として、
住友商事がおととしまでの2年間に、あわせて14トンを中国から輸入しました。
そして去年4月、別の会社の作業員およそ30人が粉末を水と混ぜて一部の施設の外壁に、
こてで塗ったということです。ところが、すぐにひび割れが起きたため、
さらに別の会社の作業員20人余りがはがし、住友金属が成分を分析したところ、
法律の基準の12倍のアスベストが含まれ、輸入や使用が禁止されている資材だとわかったということです。
中国側の検査ではアスベストは含まれていないとされていて、住友金属と住友商事は、
国の調査に「契約書などからアスベストが含まれているという認識はなかった」と答えているということです。
作業員は防じんマスクを着けただけで、未使用の粉末6トンも製鉄所内の通路に置かれていたということです。
このため和歌山労働基準監督署は、ことし5月、2社に是正勧告を出すとともに、住友金属に対し、
作業員の健康管理を行うことや、断熱材の保管場所を立ち入り禁止とすることなどを指導しました。
NHKニュース 7月27日 18時14分
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