09/09/07 09:30:25 wWx0y7Ub
(>>82 の続き)
そうした子供たちは、例えば米国のハーバード大学やエール大学、スタンフォード大学、英
国のオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などを目指している。
今から5~6年前、知り合いの韓国人から留学熱のことは聞いたことはあった。「子供と母親
が米国に渡り、父親が韓国からせっせと仕送りをするんです」という話に当時、悲しい父親
の気持ちを考えて胸を締めつけられる思いだったが、今やそれは珍しいことでも何でもなく、
当たり前なのだそうである。
1クラスから10人が忽然と姿を消した謎とは
例えば、ソウルのある小学校では夏休みが終わった2学期、1つのクラスで突然、10人ほど
が学校に来なくなるという事件があったという。
よく調べてみると、親が子供を連れて海外に留学してしまったのだ。学校に何の連絡もせず
に勝手に留学に行ってしまうことから「勝手留学」と呼ばれているそうだ。
小学校で一度に10人も、しかも同じクラスから留学に出てしまう。どう考えても正常な姿に
は見えない。もはや韓国の国民は、国家を信じられなくなったてしまったのかと思う。まさか
日本ではすぐにこんなことは起きないと信じたいが、果たしてどうか。
自分の胸に手を当ててみれば、日本の教育を信じている自分の姿は目に浮かばない。これ
からも進むであろう格差社会、超競争社会を前に、せめて英語だけは流暢に話せるように
なってほしいと願う親の姿がある。
そして、この狭くガラパゴス化が進んでいると言われる日本に頼らず、世界中で働ける場所
を見つけられるように、可能な限りしてあげたいと思う。韓国の現象を決して笑えない自分
がいる。
留学で母子に去られた父親のことを韓国では「ギロアッパ」と呼ぶそうである。ギロとは韓国
語で雁のこと。アッパはお父さんという意味だ。