09/09/20 15:42:37 u7sLh6aK
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【週刊韓(カラ)から】韓国でも「1Q84」ブーム
日本に続き、韓国でも村上春樹の長編小説「1Q84」がブームだ。ソウル市内の大型書店
では小説・総合部門ともにベストセラーのランキング1位を独占。インターネット上のランキ
ングでも、韓国語の翻訳本が出版されて2週間目に1位に躍り出た。書店では、平積みさ
れた単行本が次々と売られていた。(ソウル 水沼啓子、写真も)
最近、ソウルの街を見渡すと「1Q84」の4文字をよく見かける。単行本を小脇に抱えて歩
くソウル市民の姿も何人か見かけた。「1Q84」の広告を車体に張り付けた路線バスも走っ
ている。大型書店の入り口には、村上春樹の写真が掲げられ「1Q84」の宣伝が派手に行
われていた。
韓国語翻訳本の版権をめぐって、韓国出版界で激しい争奪戦も行われ、話題となっていた。
入札の結果、落札した出版社「文学トンネ」によると、「1Q84」の版権は約8000万円で、
BOOK1・2(1・2巻)合わせて初版は35万部を印刷。売れ行きは好調という。
翻訳本の出版を機に、作品に登場するヤナーチェックの「シンフォニエッタ」のアルバムも韓
国内で販売されるなど、作品に出てくる音楽や小説、村上の過去の作品が注目されるなど、
韓国でも日本と同じような現象が起きている。
韓国では、村上春樹は「ノーベル文学賞受賞候補」とか「日本のヘミングウェー」と評価され、
人気が高い。ほとんどの作品が翻訳されている。1990年代に、すでに“村上春樹現象”が
起き、韓国の多くの作家がその作品を読み、少なからずその影響を受けている。
その一方で、2006年に実施された韓国の30代の作家らを対象にしたアンケートによると、
「いちばん過大評価された海外の作家」の1位にも村上春樹が選ばれるなど、マイナスの
評価もある。
最新作「1Q84」に対する韓国人の反応はどうか。韓国のサイトに載せられている読者の
コメントをみると、軒並み良い評価が並んでいる。