09/09/18 10:28:55 KbIQcWSl
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ひと:前田憲二さん 秀吉の朝鮮出兵をテーマに記録映画
「秀吉の絵が自分の顔に見えてきた。徹底的に人を殺し、自らの長寿を求めた秀吉の足跡
をたどることで、誰しもが持つ残虐さや欲の醜さが浮かび上がった」。豊臣秀吉の朝鮮出兵
を、侵略された側の視点でまとめた記録映画「月下の侵略者 文禄・慶長の役と『耳塚』」を
完成させた。
約20年前から構想を練り、朝鮮半島や中国、日本を約3年間かけて歩いた。陶工を連れ
帰ったり、人身売買を目的に女性を拉致したことを、現地に残る絵などで紹介。歴史学者に
も語ってもらった。朝鮮兵の鼻や耳を切り取り、戦果の証しとして持ち帰った「耳塚」を京都
市などにも訪ねた。一方で、病に侵されたことをつづった秀吉の書状から生への執着を紹
介する。
撮影時、韓国人スタッフから「(日本側に)加藤姓や島津姓はいませんね」と冗談半分に聞
かれた。今も現地では、秀吉の命で出兵し“活躍”した、加藤清正や島津義弘らへの嫌悪
感が根強いのを知った。
これまで、祭りなど日本の民俗を撮る中で、日本文化の起源は東アジアにあると感じてきた。
半島からの渡来文化や戦時中の強制連行をテーマにした作品を撮ってきたが、今回はドキ
ュメンタリー映画としては「誰も手がけていない」朝鮮出兵を題材にした。
「朝鮮半島との間に横たわる歴史を見つめ直すことで、今をどう生きるかを考えるきっかけに
してほしい」。答えは映画を見た人に託される。【井上梢】
【略歴】前田憲二(まえだ・けんじ)さん 京都府出身。全国で順次公開。問い合わせはハヌル
ハウス(電話番号はソースを参照)。73歳。
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応永の外寇(1419年)ってのもあったね。