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それから、建物の被害が地震によらず津波によるものが主だったという件はこれ。
揺れによる建物被害少ない可能性…地震波分析
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地震波にはさまざまな周期の波が混ざっているが、境教授が各地の地震波の記録を
分析したところ、周期１秒以下の波に比べ、周期１～２秒の波が弱かった。震度７
を記録した宮城県栗原市や震度６強だった仙台市で得られた周期１～２秒の波の強さは、
約３０万棟が全半壊した阪神大震災の時の被災地に比べ２～３割程度だった。周期
１秒以下の地震波が強いと、室内にある物は揺れるが、建物には影響が少ない。
境教授は「地震の規模が大きくなれば、１秒以上の周期が多くなるとする常識と
異なっている。
この中で、東京大学地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授（応用地震学）も「これまで
にない現象で、謎が多い」と言ったことを以って、すぐに「これは水爆人工地震だからだ」
とか妄想するのはナンセンスでプレート境界型に特徴的な「長周期震動はちゃんと東京や
千葉で観測されていました。
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K-NET千葉(CHB009)で観測された長周期地震動、K-NET新宿(TKY007)で観測された長周期地震動
の波形を見ればしっかり５～１０秒ぐらいの周期の震動がメインで現れている。高層ビルが
その周期で共振して大きく揺れているのもわかる。
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長周期震動がなかったのではなく、たまたま１～２秒周期のものが小さかっただけで
それによって「低いビル」や「個人住宅」など高さの低い建物の倒壊が少なかったとは言える。
なぜ周期が５秒以上とかのものが大きかったのかは研究されていくでしょうが、では
「水爆地震」だとそんなに長周期になるのかといえばとてもそうは言えない。