10/11/09 23:47:57 BBvZqZDE
(つづき)
>まず、火災で鉄骨が無くなるだろうか? → こんな質問には答えられない。却下
上で引用した通り、火災で鉄骨が膨張して梁の間隔を押し広げたことにより、
横梁の接合部が破断して梁が落下した、というプロセスが考えられている。
「火災」によって「鉄骨(梁)」が失われたわけだから、無くなるだろうか?という問いには
「無くなることも起こりうる」と答えるべきだな。
火災で、鉄骨が弱くなり崩壊するか? → 熱くなるが、崩壊するほどの温度にはならい。
通常の、室内の可燃物が燃えるだけの火災でも、室内の温度は1000度C近くになる。
鉄骨は、500度Cにさらされるだけでも、強度は常温時の半分以下になる。
構造的な荷重が掛かったまま、強度が弱っていけば、座屈などを起こして破損する可能性は高まる。
100歩譲って、崩壊したなら → ゆっくり崩壊するかも知れない。 しかし、バラバラに無秩序に崩壊するしかない。
WTC7は、チューブ構造の建物で、外壁に組み込まれた外部柱と、建物内部のコア柱の双方で
ビル全体の構造を支えている。
上記した梁の破損から、コア柱が座屈して連鎖的に崩れていったと考えられているから、
ビルの中央辺りから垂れ下がるように潰れていく崩壊の様子は筋が通っている。