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ノーベル賞
中国の平和賞批判はナチスがお手本?
In the Footsteps of Nazi Germany?
ヒトラー政権を批判したジャーナリストが30年代にノーベル平和賞を受賞するまでの悪夢は、
今回の騒動に不気味なほど共通点がある
デービッド・ケース
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
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中国の民主活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)のノーベル平和賞受賞に対して、中国当局は予想通りの激しい
攻撃を展開している。ただし中国当局の主張にも、少なくとも表面的には正しいことが1点ある。
国営メディアの人民日報は、社説で次のように指摘した。「(アルフレッド・)ノーベルの遺志に従えば、
平和賞は『国家間の友好、軍備の撤廃や軍縮、和平交渉の促進に最大の貢献をした』者に授与されるべきだ。
劉はその条件に合っていない」
歴史をひも解くと、過去にも同じ問題が浮上したことがあった。アドルフ・ヒトラーがドイツで権勢をふるった
1930年代半ばのことだ。
ノーベル賞公式サイトのオイビント・トネソン編集長によれば、ノーベル賞選考委員会は従来、武装解除や
国家間の和平に尽力した人物に平和賞を与えるというアルフレッド・ノーベルの遺志を尊重した選考を行ってきた。
その解釈に変化が生じたのは、ドイツ人ジャーナリストで反ナチス活動家のカール・フォン・オシエツキーが
平和賞を受賞したときのこと。オシエツキーは、ベルサイユ条約に違反するドイツの軍備拡張計画について
報じたために国家反逆罪で投獄されていた。1935年、オシエツキーに平和賞を授与すべきかという論争が
あまりに加熱したため、選考委員会はその年の授与を見送り、翌年オシエツキーが釈放されてから、
改めて平和賞を授与した。