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中央公論 2010年11月号(10月9日発売)
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外交敗戦!!
尖閣衝突の先にある東シナ海十一月危機 勝股秀通
なぜ、中国は尖閣諸島の領有について極めて執拗、かつ強い執念を見せるのか。
周辺の海底に豊富な石油資源が存在する可能性が高いこともあるが、それ以上に、
中国が採用する「近海防御戦略」にとって欠かすことのできない戦略的要衝だからだ。
中国は、日本列島から沖縄・南西諸島、台湾を経てフィリピンに至る「第一列島線」内を
最重要防御海域と定め、伊豆半島から小笠原諸島、グアム、サイパンに至る「第二列島線」
との間で接近阻止(アンチ・アクセス)戦略を採用している。第一列島線から第二列島線
までの間で潜水艦や水上艦で待ち受け、第二列島線を越えて西進してきた敵に対しては、
弾道ミサイルや巡航ミサイルで攻撃する。そのためには、尖閣や南西諸島の存在は極めて
都合が悪く、防衛省幹部は「中国は、離島を無力化するため、最終的には占領、軍事基地化
まで想定している」と指摘する。