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パウエル元米国務長官:「イラク戦争避けられた」--毎日新聞インタビュー
URLリンク(mainichi.jp)
元長官は、事前にWMDがないと判明していれば
「個人的な見解として、米国は戦争をしなかっただろう。WMD(の存在)が国連決議の根拠だったからだ」と述べた。
ただ当時はブッシュ前大統領や米議会も情報が正しいと信じるだけの根拠があり、開戦は「法的に正当化される」と語った。
また開戦に反対する同盟国がある中、支持を表明した日本には「とても感謝している」と述べた。
03年7月成立のイラク復興支援特別措置法に基づき、陸上自衛隊はイラク南部サマワで、航空自衛隊はクウェートを拠点に活動。
フセイン政権崩壊後の復興支援の重要性を「日本は理解していた」と評価した。
(中略)
「私はいつも、WMDに関する主要な演説をした人間とみられる」。元長官は03年2月の国連安保理での演説で衛星写真などを
提示。移動式生物兵器製造装置の存在を力説した。
これは、情報機関の「WMDがあるはず」という思い込みに基づく虚偽情報だった。
イラクのフセイン元大統領は06年の死刑執行前、WMDがないにもかかわらず、査察を拒んだ理由について
「イランに弱さを見せたくなかったから」と告白した。当時は裏があるとは思いも寄らなかった元長官が、
開戦を決定づける役回りを演じたのは、運命の皮肉だ。