本居宣長の古学at KOBUN
本居宣長の古学 - 暇つぶし2ch14:名無氏物語
11/05/28 04:29:02.21 F7lhkrZX
「人は皆死ねば黄泉の国へ行く。黄泉の国は暗く汚いところだ。」
ほんとうにそう信じていたのか?そう信じながら心安らかに生きられたのか?

15:名無氏物語
11/05/28 11:12:06.05 H0IlB0UW
小林秀雄の作品「本居宣長」については,橋本治の「小林秀雄の恵み」(同じく新潮文庫)という評論がある。桜に恋する宣長と宣長に自分を投影する小林秀雄という見方を示した。

16:名無氏物語
11/05/28 11:18:16.32 H0IlB0UW
古事記の黄泉の国より,仏教思想の極楽浄土思想の方が庶民には一般的であっただろう。古事記は長らく一部の神道家にのみ読まれていて,宣長によって再評価されたのだから庶民は知らなかったであろう。

17:名無氏物語
11/05/28 13:11:27.00 F7lhkrZX
>>16
「人は皆死ねば黄泉の国へ行く。黄泉の国は暗く汚いところだ。」は宣長の
説だよ。宣長ほんとにそう信じながら心穏やかに生きられたんだろうか、というのが
俺の疑問。信じてなかったんじゃないかな。

18:名無氏物語
11/05/28 13:28:49.61 H0IlB0UW
宣長は古事記の内容を全面的かつ無批判に受け入れていたというのが大方の見方だが,本人は江戸時代にしては近代的な学問手法を用いていた。古事記については史料批判はしていないようだ。ただ,その他は五十音図の「を」の位置を正すなどをしている。

19:名無氏物語
11/05/28 15:45:38.18 0/2DAL6w
>>17
平田篤胤は、『霊能真柱』で、宣長は生前に墓地を定め、
それについて歌を詠んでいることに触れている。
幽世(かくりよ)は現世(うつしよ)と隣り合わせにある世界で、
死者は墓などをよりしろとして、現世に生きる親類縁者を見守る
というのが篤胤の説。
つまり、篤胤は、宣長は墓地を定め、死後の棲家を定めて喜ぶ
内容の歌を残していることから、死後に黄泉に行く説を自ら否定
していたとしている。
因みに、篤胤の死後の観念は、民俗学的な日本の伝統的な観念
にも近かったはず。

20:名無氏物語
11/05/28 20:15:16.06 F7lhkrZX
【国学者】本居宣長
スレリンク(history2板)

21:名無氏物語
11/05/28 23:11:35.23 H0IlB0UW
↑のスレでは宣長の奥津城のことが書かれているが,先に出ている橋本治氏の「小林秀雄の恵み」では,桜(山桜)に恋する宣長という見方を示しており,和歌を愛する宣長の姿も提示している。師の賀茂真淵に和歌の作風を批判されながらも自分流を貫いたという。

22:名無氏物語
11/05/29 09:34:57.20 PkzsRM/J
邪馬台国の位置をめぐっては江戸時代から論争があったらしく、
本居宣長は九州、新井白石は近畿であると主張した。

23:名無氏物語
11/05/29 12:06:45.89 Wg915KvI
「邪馬台」と「大和」と「倭」はみな関係ありそうな気がしてしまう。

24:名無氏物語
11/05/29 14:20:19.98 kiDclZX8
直毘霊
URLリンク(www.norinaga.jp)

25:名無氏物語
11/05/30 16:15:41.44 67T+hOiG
上田秋成と話してた内容は?

26:名無氏物語
11/05/30 16:30:45.42 LSl6T/SM
>>14
「人は死ねば黄泉に逝く」というのは、
逆に言えば現世にとどまって幽霊になることは否定していたのだろうか。
とすると、今の習俗である「死んだ祖先が我々のそばで見守っている」の発想は誰に由来するのか。

27:名無氏物語
11/05/30 23:39:02.11 5Vv2TLUd
>>25
上田秋成との論争では,五十音図に撥音はなかったとする立場をとった。したがって,現在の五十音図には「ん」は含まれていない。

28:名無氏物語
11/05/30 23:42:51.77 5Vv2TLUd
宣長は,古代の日本語には撥音はなかったという立場をとったということです。

29:名無氏物語
11/05/30 23:46:02.27 KdcQtfHG
高校の古文で「なめり」を「なんめり」と読ませるのも宣長に言わせれば間違いということやな

30:名無氏物語
11/05/31 00:13:36.78 gub6YDFf
上田秋成は万葉集に「点」や「賢」が使われているではないかと言ったが,宣長はそれは「む」の音を表しているのだと言ったそうです。

31:名無氏物語
11/06/05 14:10:24.14 kSR3w6Vk
「卑弥呼」は「姫巫女」と似ている。

32:名無氏物語
11/06/05 14:13:16.28 kSR3w6Vk
新井白石の「九変五変論」は孫子の兵法を参照したのか?

33:名無氏物語
11/06/05 14:33:56.00 pCpYaOUN
>>31
何かの新書に「卑弥呼は人名ではなく職名だった可能性がある」と書いてあった。

34:名無氏物語
11/06/05 14:55:42.12 Gj5xzzAj
>>33
じゃあ「台与」も?


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